合言葉をつくろうかねぇ
ここ数日のあいだ、まったく異なる面々から、同時多発的に、まるで示し合わせたかのように、同じことを3回立て続けに言われました。
「きれいな手ですね」ってやつです。
1回目は取材先で。
2回目はごく親しいおともだちに。
3回目は定期的に通っている仕事先で。
偶然もここまで連続すると、しまいには笑えてきます。3回目には言われたとたん「またかよ!」と思ってつい「ぶはは!」と吹き出してしまいました(関係的にはもっとも笑ってはいけない間柄なんですけど)。
「きれいな手ですね」ってやつです。
1回目は取材先で。
2回目はごく親しいおともだちに。
3回目は定期的に通っている仕事先で。
偶然もここまで連続すると、しまいには笑えてきます。3回目には言われたとたん「またかよ!」と思ってつい「ぶはは!」と吹き出してしまいました(関係的にはもっとも笑ってはいけない間柄なんですけど)。
このようなコメントは、以前からちょくちょくいただいているんですが、なにせわたしのことですから素直に喜んだりできません。むしろ、「このひと、目がどうかしているのでは?」と疑わしく思ったりして。
実際、わたしの手指はまったくきれいではありません。深爪でささくれだらけだし、手の甲には切り傷や火傷が絶えないし、よく見れば中指は両方とも微妙に曲がっています。「指、細くて長いですねー」とも言われますが、明らかに錯覚です。薬指のリングのサイズは15です。ゴツい身体つきのなかで手指だけが唯一、相対的にほっそりとして見えるパーツだからでしょうか、わたしの手はまるで錯視を利用しただまし絵みたいです。
で、これを言うのは決まって女子です。男子から手指についてコメントされたことは一度もありません。かれらは性的関心のない相手の身体パーツになど注目しやしないのでしょう。わたしは性的関心の有無とは関係なく、他人の顔も身体パーツもあまりよく見ていません。顔と名前を一致させて記憶するのが苦手なのはそのせいでしょうか。
では、わたしに「手、きれいですねー」と言ってくるのは、なぜ女子(ここでは「社会的女子」と言いたいところ)ばかりなのでしょうか?
AV界のカリスマ某氏いわく、「女の子は、自分がその手で触られることをまず想像するんですよ。だから、爪のあいだに垢がたまって黒くなっている奴に生理的嫌悪を感じるのは当然。そんな指でデリケートな部分を触られたくないからです」。いかにも某氏が考えそうなストーリー設定です。
わたしはこう思います。社会的女子は、爪の先まで美しくおしゃれにしておかなければならない(身体の末端にまで意識を向けなければならない)というオブセッション(強迫観念)にさらされている。つねに自分の手指の造作を気にかけているから、他人の手指も気になる。そして、無自覚のままにチェックして気づいたことを、深い考えもなしにぽろっと口にする。あるいは、わたしに関しては手以外のパーツでほめるところが見当たらないという証左(なにも無理にほめどころを見つけようと強迫的にならなくてもいいはずなんですが)。
美しい手は、マニキュアや付け爪くらいで簡単に偽装できるものではありません。皮膚の感じや指の長さ、手全体のイメージは、美容整形手術で変えるのも難しいはず。骨格のはっきりしている部分は脂肪がつきにくく、大人になれば不可避的に指が節くれ立ち、手の甲には血管や腱が浮き上がり、関節部分のしわが深まって、どうしたってゴツゴツした印象や老けた印象を帯びます。
ところが、わたしの手にはそのような節くれ立ちや、血管と腱の浮上、しわっぽさ、ゴツっぽさがない。ようするに、いい年をしていつまでも赤ちゃん系の手指なわけです。モイスチャーたっぷりのモチモチふんわりハンド。それをかのじょたちのボキャブラリーに変換すると、「きれい」「ほっそりしている」になるのだと思います。「色の白さは七難隠す」じゃないけど、赤ちゃん系であることが、指のささくれや怪我の痕をカモフラージュしてくれるみたいです。
「きれい」とほめられるのはボキャ違いだよなーとは思いますが、自分でもこの手はわりと気に入っています。けっこう利点もあるし(笑)。L的にも、指をほめられるのはけっこううれしい。というか、先ほどの某氏のコメントと絡めて、「えー、この指で触られたいのー?」と冗談半分(本気半分)でドキドキしたりします。言った相手が明らかなヘテロだったら判断に困るところですが、L系の出会いの場では、手指に関するコメントを思い切って合言葉にしちまえばいいんじゃないでしょうか。
つまり、「指きれいですねー」「手に触ってもいい?」というアプローチを、「あなたとセックスしたい」という意思表示、というお約束にする。実際、手って昆虫の触覚みたいに緻密な感覚を持った敏感な器官だから、お互いに親密な感情がないと手と手を触れ合わせるのってかなり難しいし、触れ合わせることによってより親密な感情が生まれやすい。そういう意味では、「あなたの手に注目している」「手に触れたい」というのは、もともとエロティックな意思表示であるはず。
で、言われた側が申し出にOKする場合は、「ありがとう、あなたの指もきれいだねー」「わたしもあなたの手に触ってみたい」と返せば交渉成立。NGの場合は、「えー、きれいじゃないよー」「ごめんなさい。恥ずかしいから勘弁して」と返せば、相手をダイレクトに傷つけたりお互い気まずい思いをしなくてすむ(と思う)。
大事なのは、このお約束がお約束としてすみずみまでいきわたったうえで確実に機能することなので、そのためにはやはり出会い専用のクローズドな場(ソフト発展場?)を用意したほうがいいだろうなー。「あたしは純粋に手をほめただけで、誘ってなんかない!」というような行き違いトラブルを起こさないためにも。。。。って、いったいだれのために女子向け発展場の構想なんて描いているんだろうかオレは。
さんざん手指の話をしてきましたが、利点も理屈もぬきで、自分の身体パーツのなかでもっとも気に入っているのは、足の小指だったりします。デヘ。
実際、わたしの手指はまったくきれいではありません。深爪でささくれだらけだし、手の甲には切り傷や火傷が絶えないし、よく見れば中指は両方とも微妙に曲がっています。「指、細くて長いですねー」とも言われますが、明らかに錯覚です。薬指のリングのサイズは15です。ゴツい身体つきのなかで手指だけが唯一、相対的にほっそりとして見えるパーツだからでしょうか、わたしの手はまるで錯視を利用しただまし絵みたいです。
で、これを言うのは決まって女子です。男子から手指についてコメントされたことは一度もありません。かれらは性的関心のない相手の身体パーツになど注目しやしないのでしょう。わたしは性的関心の有無とは関係なく、他人の顔も身体パーツもあまりよく見ていません。顔と名前を一致させて記憶するのが苦手なのはそのせいでしょうか。
では、わたしに「手、きれいですねー」と言ってくるのは、なぜ女子(ここでは「社会的女子」と言いたいところ)ばかりなのでしょうか?
AV界のカリスマ某氏いわく、「女の子は、自分がその手で触られることをまず想像するんですよ。だから、爪のあいだに垢がたまって黒くなっている奴に生理的嫌悪を感じるのは当然。そんな指でデリケートな部分を触られたくないからです」。いかにも某氏が考えそうなストーリー設定です。
わたしはこう思います。社会的女子は、爪の先まで美しくおしゃれにしておかなければならない(身体の末端にまで意識を向けなければならない)というオブセッション(強迫観念)にさらされている。つねに自分の手指の造作を気にかけているから、他人の手指も気になる。そして、無自覚のままにチェックして気づいたことを、深い考えもなしにぽろっと口にする。あるいは、わたしに関しては手以外のパーツでほめるところが見当たらないという証左(なにも無理にほめどころを見つけようと強迫的にならなくてもいいはずなんですが)。
美しい手は、マニキュアや付け爪くらいで簡単に偽装できるものではありません。皮膚の感じや指の長さ、手全体のイメージは、美容整形手術で変えるのも難しいはず。骨格のはっきりしている部分は脂肪がつきにくく、大人になれば不可避的に指が節くれ立ち、手の甲には血管や腱が浮き上がり、関節部分のしわが深まって、どうしたってゴツゴツした印象や老けた印象を帯びます。
ところが、わたしの手にはそのような節くれ立ちや、血管と腱の浮上、しわっぽさ、ゴツっぽさがない。ようするに、いい年をしていつまでも赤ちゃん系の手指なわけです。モイスチャーたっぷりのモチモチふんわりハンド。それをかのじょたちのボキャブラリーに変換すると、「きれい」「ほっそりしている」になるのだと思います。「色の白さは七難隠す」じゃないけど、赤ちゃん系であることが、指のささくれや怪我の痕をカモフラージュしてくれるみたいです。
「きれい」とほめられるのはボキャ違いだよなーとは思いますが、自分でもこの手はわりと気に入っています。けっこう利点もあるし(笑)。L的にも、指をほめられるのはけっこううれしい。というか、先ほどの某氏のコメントと絡めて、「えー、この指で触られたいのー?」と冗談半分(本気半分)でドキドキしたりします。言った相手が明らかなヘテロだったら判断に困るところですが、L系の出会いの場では、手指に関するコメントを思い切って合言葉にしちまえばいいんじゃないでしょうか。
つまり、「指きれいですねー」「手に触ってもいい?」というアプローチを、「あなたとセックスしたい」という意思表示、というお約束にする。実際、手って昆虫の触覚みたいに緻密な感覚を持った敏感な器官だから、お互いに親密な感情がないと手と手を触れ合わせるのってかなり難しいし、触れ合わせることによってより親密な感情が生まれやすい。そういう意味では、「あなたの手に注目している」「手に触れたい」というのは、もともとエロティックな意思表示であるはず。
で、言われた側が申し出にOKする場合は、「ありがとう、あなたの指もきれいだねー」「わたしもあなたの手に触ってみたい」と返せば交渉成立。NGの場合は、「えー、きれいじゃないよー」「ごめんなさい。恥ずかしいから勘弁して」と返せば、相手をダイレクトに傷つけたりお互い気まずい思いをしなくてすむ(と思う)。
大事なのは、このお約束がお約束としてすみずみまでいきわたったうえで確実に機能することなので、そのためにはやはり出会い専用のクローズドな場(ソフト発展場?)を用意したほうがいいだろうなー。「あたしは純粋に手をほめただけで、誘ってなんかない!」というような行き違いトラブルを起こさないためにも。。。。って、いったいだれのために女子向け発展場の構想なんて描いているんだろうかオレは。
さんざん手指の話をしてきましたが、利点も理屈もぬきで、自分の身体パーツのなかでもっとも気に入っているのは、足の小指だったりします。デヘ。
この記事のトラックバックURL
http://papyrusthevirus.blog43.fc2.com/tb.php/323-b6928f8e
コメント
- お手の意思表示すごい!
お手を合図にしましょ!
- あたしもよく、手が綺麗と言われます。決まって社会的女子から。
言われても、どこが綺麗なのかさっぱりピンときません。ヒトの手を醜いと思いこそすれ、綺麗と思ったことは一度もないので。
犬の爪や肉球は、素敵です。お手とかしたらなおすごいです。すごいすごいすごいですよ。すごい意思表示であるはず。
